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町は街へと。ー鳥取震災の日に際してー

執筆者の写真: 辰史 加嶋辰史 加嶋

更新日:2018年9月22日


鳥取市の夕方

 明治150年、となる2018年。メディアなどで多くのイベントが成されています。鳥取県史によりますと、明治9年に島根県と併合された経緯を知ることが出来ます。地図上の鳥取県は、細かいことを言うと、一度無くなっています。旧士族の方などによる反対運動も起こり、鳥取県再置からは137周年を2018年9月12日に迎えます。

 昭和18年9月10日、鳥取地震は鳥取県東部を襲いました。鳥取市について家屋の全壊率80%、出火は16か所に及んだそうです。午後5時36分頃、夕食の準備に火を使っていたことが起因するそうです。驚くのは、いや感動するのは、全壊した建物で燃え広がらない火の元を、市民 がバケツリレーで消火に当たった、ということでした。

 昭和27年4月17日、鳥取市から出火し、4月18日午前4時まで、延焼距離約6キロメートルを焼き尽くす炎が街を襲いました。終戦を挟んで、地震の被害から立ち直ってきた市に不幸が訪れました。それから約3年かけての復興を果たし、現在に至るわけですね。

 

 鳥取市存続の危機を3度も跳ね除け、たくましく生きてきた鳥取市民のみんながいる。そのDNAを受け継ぐ我々も、きっと強く、美しく生きていける。災害の日、県民の日、を迎える度に、僕にはそう思えてなりません。 

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